みなさん、こんにちは!@かっぱです。
資産を大きく成長させる株式投資手法の一つに、グロース株への投資が挙げられます。
グロース株は過去の成長実績と今後の成長期待により、株価2倍、3倍と右肩上がりの成長を見せることも少なくありません。
グロース株とは『成長株』のことです。
すなわち売上や利益が成長(増加)し続けていることを意味します。
このブログではグロース株を以下のように定義しました。
- 売上や利益が過去3年以上にわたり増加し続けている
- 次期も増収増益の予想である
この定義に基づいて、銘柄を探索していきましょう!
今回はレーザーテック(6920)について分析します。
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2020年グロース株の銘柄探索:レーザーテックを分析
2020年グロース株を探索し、レーザーテック(6920)をとりあげます。
レーザーテック
レーザーテックは光応用技術を駆使し、検査・計測装置を開発・販売しています。
光源にレーザーを用いたことで高解像度化を測った『レーザー顕微鏡』の開発を皮切りに、様々な画期的製品を開発してきました。
- 半導体関連装置
- エネルギー・環境関連装置
- HYBRIDコンフォーカル顕微鏡
- フラットパネルディスプレイ関連装置
これらレーザーテックの製品は、半導体や液晶製品の開発、研究開発における材料の品質保証に非常に高いレベルで寄与する唯一無二の製品たちといえます。
『世の中にないものを、最速のスピードで開発しよう』という会社のスピリットに基づき、世界の物づくりを支える製品を送り出してきました。
業績を確認
さっそく業績を確認してみましょう。
売上高
2016年以降、右肩上がりの成長を続けています。
前年比の成長はおよそ1.1〜1.4倍で、成長スピードも増加していることが分かります。
2020年はさらに増収幅を拡大する見通しです。
営業利益、経常利益、最終利益
売上高と同様に、2016年以降右肩上がりの成長を続けています。
前年比の成長はおよそ1.1〜1.4倍で、成長スピードも増加しています。
2020年はさらに増益幅を拡大する見通しです。
1株益
1株当たりの利益も、2016年以降右肩上がりの成長を続けています。
前年比の成長はおよそ1.1〜1.4倍で、成長スピードも増加しています。
各種利益と同様に、2020年はさらに増益幅を拡大する見通しです。
基準を満たしており、グロース株であると考えられます。
- 売上や利益が過去3年以上にわたり増加し続けている
- 次期も増収増益の予想である
投資指標を確認
レーザーテックは増収増益を続けているグロース株とわかりました。
続いて投資指標を確認してみます。
収益性
売上営業利益率は驚異の27%であり、2020年予想は35%と、とんでもない数字です。
資本を活用した経営のうまさを表す指標は、ROEが20%、ROAが13%と非常に高いです。
2020年予想はROEが29%、ROAが13%となっており、収益性が高いことが分かります。
財務
自己資本比率は60%以上であり、財務は堅牢であると考えられます。
- 収益性は申し分なく高い
- 財務の堅牢性も高い
株価指標を確認
現在の株価(11/6終値)に基づく、株価指標を確認しておきます。
PERは68倍、PBRは21倍であり非常に人気の高い状態にあると考えられます。
また信用倍率については、2.3倍と過熱感はありません。
配当利回りは0.52%(55円/株)となっています。
チャートを確認
最後にチャートを確認しておきましょう。
日足チャートでは、3月にコロナショックで40%近い下落を見せたものの、その後の回復スピードがめちゃくちゃ早いことが分かります。
あっという間にコロナショック前の高値を超え、高値から2倍近い株価をつけました。
その後やや株価が下がっていている印象です。
分析にあたり参照した本
今回の分析にあたり、下記の本を読んで勉強しました。
株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版四季報を用いた銘柄分析の方法がわかりやすく紹介されており、グロース株に限らず株式投資をやる上で最低限身につけておきたい分析手法が『非常にわかりやすく』書かれています。
さいごに
今回はグロース株としてレーザーテックを分析してみました。
文句のつけようのない成長ぶりで、株価も業績にしたがって素直に成長し続けています。
このようなグロース株により早い段階から投資を始め、資産を成長させたいものです。
僕の実践しているグロース株の探し方については下記ブログで紹介しています。
* 本記事は特定の銘柄を推奨するようなものではありません、投資の判断はご自身でお願いいたします