みなさん、こんにちは!@かっぱです。
株式投資は『バリュー株』への投資と、『グロース株』への投資に大別されます。
最近は配当金の見通しが未定であったり、減配であったりと配当株への投資が難しく感じる場面があります。
グロース株は好調な業績を反映して株価が右肩上がりに成長することが多いため、配当金での資産形成が難しく感じる中でとても魅力的に感じます。
このブログではグロース株を以下のように定義しています。
- 売上や利益が過去3年以上にわたり増加し続けている
- 次期も増収増益の予想である
この定義に基づき、銘柄を探索しています。
今回はGMOグローバルサインHD(3788)を分析してみます。
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2020年グロース株の銘柄探索:GMOグローバルサインHDを分析
最近は2020年グロース株を探しています。
今回はGMOグローバルサインHD(3788)をとりあげます。
GMOグローバルサインHD
サーバー管理と電子認証提供の2本柱の事業を展開しています。
旧GMOクラウドであり、2020年9月にGMOグローバルサインHD株式会社に名称を変更しました。
業績を確認
さっそく業績を確認してみましょう。
売上高
2016年以降、右肩上がりの成長を続けています。
前年比の成長はおよそ1倍ちょっとです。
成長率こそ高くないものの連続で増収を続けています。
2020年もこれまでと同様に増収を見込んでおります。
営業利益、経常利益、最終利益
売上高と同様に、2016年以降右肩上がりの成長を続けています。
前年比の成長はおよそ1.0〜1.5倍と年度により差はありますが、連続増益です。
2020年もこれまでと同様に増益を見込んでいます。
1株益
1株当たりの利益も、2016年以降右肩上がりの成長を続けています。
前年比の成長はおよそ1.1〜1.5倍です。
各種利益と同様に、2020年もこれまで同様に増益の見込みです。
基準を満たしていることから、グロース株であると考えられます。
- 売上や利益が過去3年以上にわたり増加し続けている
- 次期も増収増益の予想である
投資指標を確認
GMOグローバルサインHDは増収増益を続けており、グロース株と呼べることがわかりました。
次に投資指標を確認してみましょう。
財務
自己資本比率は60%超えと問題のない水準です。
年々自己資本比率は高まってきており、財務は堅牢であると考えられます。
収益性
売上営業利益率は2020年に驚異の11%と高い値を示しています。
資本活用による経営の上手さを表す指標は、ROEが18%、ROAが11%と非常に高いです。
2021年予想もROEが19%、ROAが11%となっており、引き続き高収益を維持する見通しです。
- 財務の堅牢性も高い
- 収益性は極めて高い
株価指標を確認
現在の株価(11/6終値)に基づく、株価指標を確認しておきます。
PERは121倍、PBRは21倍でありかなり人気の高い状態にあることが分かります。
信用倍率については、1.5倍と過熱感はありません。
2020年12月の配当は49.1円/株の予定で、配当利回りは0.41%となっています。
チャートを確認
最後にチャートを確認しておきましょう。
3月にコロナショックの底値以降から8倍も株価が上昇しました。ものすごい上昇率です。
その後、株価はやや調整局面に入りましたが、10月中旬に向けて一段と株価が成長しました。
分析にあたり参照した本
今回の分析にあたり、下記の本を読んで勉強しました。
株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版四季報を用いた銘柄分析の方法がわかりやすく紹介されており、グロース株に限らず株式投資をやる上で最低限身につけておきたい分析手法が『非常にわかりやすく』書かれています。
さいごに
今回はグロース株としてGMOグローバルサインHDを分析してみました。
コロナショック以降の株価上昇が凄まじく、グロース株の魅力の一つであると感じました。
引き続き株価の推移を見守りたいと思います。
僕の実践しているグロース株の探し方については下記ブログで紹介しています。
* 本記事は特定の銘柄を推奨するようなものではありません、投資の判断はご自身でお願いいたします