株式投資において利益を上げるために注目が集まっている銘柄に『グロース株銘柄』があります。
グロース株は『成長株』と呼ばれ、株価がグングン上昇することが特徴として挙げられます。
このような特徴から投資資金が少額の投資初心者にとって、グロース株への投資は資産を最大化するのに適している手法と考えられます。
この記事では『グロース株の特徴』と『グロース株銘柄』が分かるように具体例を交えて解説します。
投資家かっぱ
資産形成に取り組むサラリーマンかっぱ。配当株と成長株のダブル投資戦略により、豊かな資産を築きのんびりと生活するのが夢。Twitterでも投資に関して呟いています。
金融資産をざっくり棚卸ししたところ
1080万ほどに積み上がっていました
(MRF、確定拠出含む)。
約9.5割が日本株という偏重っぷり。
来月はボーナスを買付に投下するので
年内に1100万は確実に突破できそう!投資に目覚めて約3年、
ここからは複利でさらに加速して
膨張させて参りたいですね☺️— かっぱ⭐️配当金で資産形成 (@hibi_kappa) November 29, 2020
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グロース株とは何か?
グロース株とは成長株のことで、企業業績の成長を背景に、株価が右肩上がりの成長を続けている銘柄のことを指します。
明確な定義はありませんが、私は以下のような銘柄をグロース株と定義しています。
- 過去3年以上、売上や利益が増加し続けている
- 今後も、売上や利益が増加する見込みである
この特徴について、もう少し詳しく解説していきます。
3年以上の増収増益
企業の売上や利益は、一時的な収入や投資費用の減少により、増収増益となったりすることがあります。
このような一時的な増収増益ではなく、『3年以上にわたり、増収増益となっている』ことが真に成長し続けていることの証となります。
まさにグロース株と呼んでも間違いではない企業と判断できるわけです。
来期も増収増益
グロース株は『将来の会社の利益』を織り込みながら株価が形成されていきます。
市場参加者が『この銘柄は将来も業績が良いだろう』と考え、株が購入されることで株価が上昇していくのです。
つまり株価を下支えするのは『将来への期待』というわけです。
裏を返せば、会社の成長が止まると考えられたら株主の期待は消え去り、グロース株の株価は急落してしまうということです。
将来への期待が裏切られ、株主が失望して保有株を手放すからですね。
グロース株の選定では、『将来も』成長できるかどうかが重要になります。
グロース株の特徴
グロース株と引き合いに出されるのは『バリュー株』です。
バリュー株とは『割安株』のことで、グロース株ほどの成長は見込めない業績であるものの、現在の業績から想定される株価より『割安で放置されている』株です。
バリュー株とグロース株の違い|投資初心者にも分かりやすく解説!
バリュー株とは全く異なる特徴を持つグロース株について、早速確認していきましょう!
特徴①:株価が大きく上昇する
グロース株は5倍、10倍と株価が大きく上昇することがあります。
例えばレーザーテック(6920)の株価を確認してみましょう。
2015年に468円だった株価は、5年後の2020年には11750円となりました。
株価は実に25倍以上の上昇をしたことになります。
これがグロース株の特徴で、バリュー株ではなし得ない株価上昇です。
特徴②:割高である
株式投資で利益を出す基本は『安く買って高く売る』ことです。
現在の株価が割安かどうかを判断する指標に、PERやPBRなどが挙げられます。
【株式投資】買い時と売り時を考える:銘柄のバリュエーションを分析!
PERは『現在の株価』と『1株当たりの当期純利益』がどのくらい離れているかを表す指標です。値が小さいほど割安と言えます。
バリュー株の考え方では、PERが小さいものほどお買い得というわけです。
しかし一般的にグロース株はPERが非常に高いという特徴があります。
PERが高いということは『1株当たりの当期純利益』に対して『現在の株価』が高いことを意味しています。
しかしグロース株にとって現在の株価が当期純利益の何倍だろうと関係ありません。
なぜならグロース株は『将来の増収増益』に期待して株価が形成されるからです。
グロース株にとってのPERは将来の業績を織り込んだ『期待の大きさ』と考えることができます。
高いPERを見て『割高だ』と判断しないところがグロース株の考え方です。
グロース株の名著『オニールの成長株発掘法』において、著者のオニールも高いPERを見て割高だと判断すると、グロース株の値上がりを逃してしまうと述べています。
グロース株の選び方
それではどのようにグロース株を選べば良いのでしょうか。
グロース株の定義をもう一度確認します。
過去3年以上の増収増益に加え、来期も増収増益が見込める成長企業
そしてもう一つ確認すべき事項があります。
それは『収益性が優れているか』という点です!
具体的には下記の2つのポイントに注目しています。
- ROE:10%以上で、高ければ高い方が良い
- 売上高営業利益率:10%以上で、高ければ高い方が良い
たくさんの商品を売ることができて売上高が高くても、広告費がかさんだりしてしまえば、手元に残る利益は小さくなりますよね。
収益性の評価をすることで、会社がいかに上手く稼いでいるかを判断することは重要です。投資の成功確度を上げるには、株主の利益の源泉が大きい企業に投資する必要があるからです。
具体的なスクリーニング手法は下記の記事にまとめましたのでご覧ください。
【株式投資】僕が実践しているグロース株の探し方:勉強した本の紹介
グロース株の代表銘柄
それではこれまでに述べた基準に従い、グロース株の銘柄についてピックアップしてみようと思います。
アルプス技研(4641)
精密機器や自動車関連に強みを持つ、技術者派遣を行う会社です。
2016年から2019年まで増収増益を続けていることが分かります。
さらに2020年の予想も増収増益となっています。
売上高営業利益率は11%、ROEは24%の予想で、非常に高収益であることがわかります。
ベネフィット・ワン(2412)
福利厚生の代行サービスを展開する会社です。
2017年から2020年から増収増益であることが分かります。
2021年の予想も増収増益となっています。
売上高営業利益率は驚異の22%、ROEはなななんと43%と凄まじく高い収益性を誇ります。
ストライク(6196)
公認会計士が主体となって設立されたM&A専門の会社で、インターネットを駆使したマッチングを図るサービスを展開しています。
2016年から2019年まで増収増益であることが分かります。
2020年の予想も増収増益となっています。
売上営業利益率はなんと35%、ROEは25%と、非常に高収益であることが分かります。
6月29日に発表された第三四半期の決算発表では、コロナ禍にあっても同期の過去最高業績を記録しています。
引き続き注目したい銘柄の一つです。
さいごに
今回はグロース株の特徴や代表銘柄について解説しました。
資金が少額のうちはグロース株への投資により、資金を大きく成長させることが一つの投資方針であると思います。
いきなりグロース株を100株単位で売買するのは難しいという方には、1株から売買が可能なネオモバも選択肢の一つとなります。
Tポイントで株を買うことができるため、グロース株を試しに買ってみたいというときに便利です。
1株取り引きを通して、グロース株の検証を進めることで自分の投資方針が正しかったかどうかを実践形式で検証できると思います。
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僕は引き続きグロース株の投資を継続しようと思います!
以上、何か参考になれば幸いです!
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