仕事で忙しいサラリーマンが資産形成する場合、どのような金融商品が望ましいのでしょうか
この記事では高配当株からの配当金収入を軸にした資産形成が、サラリーマンによって最適だという考えについて解説します
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サラリーマンにとっての資産形成
株式投資で企業分析を極め、株価の上昇を利用して稼ぐ所謂キャピタルゲインは大きく資産を伸ばせるため魅力的です
しかしキャピタルゲインを得るためには詳細な企業分析や長年の経験が必要であったりとサラリーマンにとっては難しい投資かもしれません
キャピタルゲインの対となるのが、配当金収入などによるインカムゲインです
サラリーマンは本業で忙しいのでインカムゲインを軸にした投資が望ましいと考えています
なぜ今高配当株投資なのか
資産をどのような形で保有するかは、様々な形があります
預金、国債、金、株式、投資信託などが該当します
その中でもインカムゲインが得られるものとして、預金、国債、株式を例にとって考えてみます
普通預金の金利の推移
直近の普通預金の金利推移について可視化しました
2007年に0.2%近くあった預金金利ですが、2016年以降は0.001%と極めて低くなっています
0.2%だと、1000万円の預ければ、年に2万円がもらえる計算です
0.001%だと、1000万円預けても、年にたったの100円です
1000万円預けているのに、缶コーヒーも買えない計算です
ほぼ預ける意味はありませんね
国債の利回りの推移
次に国債利回りも見ておきます
国債は短期から長期で、その利回りは異なりますので、分けて可視化しました
1990年には7%を上回るような凄まじい金利でしたが、2016年を境に金利はマイナスに転じています
これは購入した国債が満期を迎えると購入価格よりも低い収入しか得られないことを意味しています
もはやインカムゲインとしての魅力はなく、キャピタルゲインとして売買益を狙う以外の旨みがありません
直近の株式の配当金利回り
東証一部の企業1149社について、今年の予想配当金利回りを可視化しました
株価は3/27終値ベースとなっています
株価の2%前後の配当金を支払う企業が多いことがわかります
平均値で2.7%、中央値で2.5%の配当利回り予想でした
パラメータ | 配当金利回り(%) |
平均値 | 2.7 |
中央値 | 2.5 |
最小値 | 0.14 |
最大値 | 23.9 |
1000万円の株式を所有していれば、27万円の配当金収入が得られる計算です(税引き前)
これは預金金利の2700倍で、圧倒的に配当金収入が優位であることがわかります!
今後の見通し
今後しばらくは株式の利回りが最も高い状況が続くと思われます
もちろん国債や預金の利回りが株式投資の配当利回りを超えた場合は、資金が移動することを考えなければなりません
ただし現時点では高配当株に投資を続けて、配当金を享受することが最適解だと考えています
株式はリスク資産でもあるので、余剰資金で投資をすべきという方針には変わりありません
ただ何十年も眠らせるお金が銀行に眠っているのであれば、高配当株投資は1つの選択肢となることは間違い無いでしょう
これからも高配当株を買い続けたいと考えております
* 本記事は特定の銘柄を推奨するようなものではありません、投資の判断はご自身でお願いいたします