一人一人が資産形成に取り組まなければならないと言われていますが、なぜ資産形成が必要なのでしょうか。この記事では会社員の僕が考える資産形成が必要な理由について解説します。
資産形成が必要な理由
会社員は毎月決まったお給料が決まった日に振り込まれるため、安定した収入があると考えられます。給料日を楽しみに、仕事を頑張れば良さそうですね。会社の業績次第ではボーナスだってもらえます。
余ったお金や毎月決められた額は銀行に積み立てれば、少しずつお金が貯まりますよね。それなのになぜ資産形成が必要なのでしょうか?
資産形成はこれでイイじゃん!
その預金は本当に安定しているのか?
『株式投資は元本が保証されていないからなんだか怖い』こんなことを考える人もいるかも知れません。それでは銀行預金は元本保証されているのでしょうか?
2019年に消費税は増税されました。買い物金額の10%が税金として徴収されることになったのです。
消費税はこれまで繰り返し増税され続けてきました。1989年は3%、1997年に5%、2014年に8%と推移し、ついに昨年10%となったのです。
仮に銀行口座に100万円が眠っているとしたとき、2014年から昨年までにその100万円はどのくらい増えたでしょうか。ここ数年の銀行の普通預金金利は0.001%です。100万円では、年に10円の利子がもらえる計算です、少ないですね。。。
2019年までの6年間では単純計算で60円程度がもらえる計算です。
では税率が8%から10%に変わったことで、100万円の買い物にかかる税金はどれだけ変化するでしょうか。+2%の増税があったので、100万円 × 2%を計算すると2万円です。
つまり2014年から銀行預金が生み出したお金は60円です。一方で増税で被る損失は2万円にも及ぶのです。
銀行預金は額面上は安定していますが、実はその価値は目減りしているとも言えるのです。
給料を上げるのは難しい
サラリーマンをしていると、給料は年々上がっていきます。しかしその昇給額は微々たるもので、中には増えないこともよくあります。
先ほども書いた通り、かかる税金は年々増加しています。たとえ給料が上がっても、それに比例して所得税や住民税も増加してしまいます。
稼げば稼ぐほど税金が上がっていくという謎のスパイラルからは抜け出せません。
株式という資産を買うということ
僕たちが商品やサービスを買って生活している資本主義社会はどんどん大きく成長していると言われています。
つまり商品やサービスを販売している会社は成長し続けているのです。
株式を購入するということは、その株式会社の経営に参加するということです。
株式を持っていると、株主総会に参加することができます。専門用語では経営参加権といい、これは株主の立派な権利の一つです。
平凡なサラリーマンであっても、たとえ社長でなくても会社の経営に携われるということを意味します。ひいては、株主である自分が会社とともに成長できることを意味します。
この成長は、自分の持っている株式の株価上昇や配当金の支払いという形で享受できます。株式の利益に対する課税は20%強であり、どれだけ稼いでもこの税率は変わりません。
これはサラリーマンが頑張って給料を稼ぐのとは全く訳が違います。またたとえ増税があっても、会社は成長し続けので株主である自分の資産の価値は目減りすることがありません。
銀行の預金とは全く訳が違いますよね。
資産を持つということ
安定と思っていた銀行の預金は、額面上の話であって実際の価値はむしろ目減りしていることがわかりました。世の中の増税にも負けない、成長し続ける資産を持つことは自分のお金を守ることになります。
成長し続ける資産というのは、お金がお金を生み出すものをさします。株式であれば株価の上昇や配当金の支払いでした。
この事実を知ったので、僕は淡々と株式を買い集めています。
これからもお金がお金を生み出すシステムを完成させるため、資産を買い集めたいと思います!