みなさんこんにちは、@かっぱです。
今回はスマートフォン利用とお金に対する考え方の変化という観点で、資産形成について僕の実体験に基づいて解説します。
今となっては、通信費用に8000円も払うなんて馬鹿げている!と思えますが、当時は何も気にすることなく生活していました。
社会人になった後の時系列に沿って、僕のスマートフォン利用とお金に対する考え方の変化についてご紹介します。
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〜社会人4年目
当時はiPhone4s、そしてiPhone6sを使っていました。
通信キャリアはau(その後Softbank)で、月の利用料は8000円ほど。
社会人では、毎月まとまった給料が支払われることから、8000円という利用料もさほど気にすることなく生活していました。
大手3キャリアのauを使っているという謎の安心感と、快適な通信環境に特に疑問も抱くことなく毎月8000円を払い続けていました。
年間では8000円×12ヶ月 = 96000円と、およそ10万円のお金を通信費として使っていたことになります。
〜社会人6年目
さすがに1年に10万円は支払いすぎだと気づいたのが、社会人5年目。遅いですね。
ここで格安スマホのY!mobileに乗り換えます。
月額の利用料は3300円ほど。8000円との差額は4700円であり、年間で換算すると、4700円×12ヶ月 = 56400円の節約となりました。
Y!mobileの使用感ですが、大手3キャリアとの速度差もは全くなく(体感)、使用上の不満が一切ありません。
なぜもっと早く乗り換えをしなかったのか後悔するくらいです。
通信費のような固定費の見直しは、家計の節約をする上で最も効果のある方法です。
逆に、食費などで節約をしようとすると、効果が出にくい上、好きなものを食べられないなど苦痛を伴うため、なかなか続きません。
固定費の見直しは、一度気合いを入れて見直しすれば、その後は無意識のうちに節約が進むので楽チンです。
スマートフォンの乗り換えは、もはや何も難しいことはないので、少し時間があれば簡単に乗り換えることができます!
Y!mobile正規取扱店【Yステーション】であれば、店舗に出向くこともなく乗り換えができてしまいます。専任の担当スタッフがウェブでの手続きが苦手な方にもしっかりとサポートしてくれます。
〜現在
これまでスマートフォンを利用してきて思ったことがあります。大手3キャリアは高い料金設定にもかかわらず、依然として人気です。つまり、大手3キャリアはすごい儲けているんじゃないのかと。
通信業は電波基地局が必要で、新規参入が難しい業界と言われています。菅官房長官が『通信料金が高い』と発言したり、楽天が新規参入するも、通信料金は料金設定が高いままです。
いくら値段が高い高いといっても、状況は変えることはできません。価格競争が起きにくい業界で、利用者は言われるがままの値段設定に妥協するしかないわけです。
そこで、通信会社が儲けているんだったら、その儲けを享受させてもらうしかありません
一般人が会社の儲けを享受する方法は一つ、株主になる他ありません。
株主になれば、会社が稼いだ利益の一部を、配当金という形で享受できます。
次の章では、どのくらい通信会社が稼いでいるのかを確認してみます。
通信会社の業績
既に述べた通り、通信会社は稼ぐ力が強いので、株主として利益を享受するのは良い戦略だと考えています。本当に稼いでいるのかを確認しておきます。
KDDI
auユーザーだったので、まずはKDDIを確認してみます。
引用元:Kabutanホームページ(KDDI)
売上高、営業利益は毎年増収・増益となっており、売上高営業利益率も毎年19%を上回る驚異の収益性を記録しています。稼ぐ力を表すROEは15%前後、ROAもおよそ6〜9%と極めて高い収益性を示しています。一株当たり利益も増益し続けており申し分ありません。
1株当たりの配当金は120円の予想で、7月17日終値での配当利回りは、3.62%となっています。配当額は18期連続の増配の実績があり、連続増配株としても有名です。
引用元:KDDI決算資料
NTTドコモ
続いて顧客数の最も多いNTTドコモを確認しておきます。
引用元:Kabutanホームページ(NTTドコモ)
売上高営業利益率20%前後と、KDDI同様に高い利益率を誇ります。またROEは12%前後、ROAが8%前後と、こちらも高い収益性であることが確認できます。
NTTドコモは4月28日に決算発表を行っていますが、新型コロナウイルス感染拡大により、2020年度の業績予想は合理的な算定が困難との理由から非公表となっています。
モバイル通信では、対面コミュニケーションが減少する中で音声通話の需要が高まる一方で、海外渡航制限などにより国際ローミングの利用が減少するなど、様々な影響が出てきています。
ただ通信はいかなる状況も必要なインフラなので、このコロナ相場においてもディフェンシブ銘柄としての強みを見せてくれると期待しています。
一方で、一株当たりの配当額は120円と前年の水準を据え置いており、既存株主としては安心できる発表となりました。7月17日時点での配当利回りは4.03%と、KDDIをやや上回る高配当水準です。
ソフトバンク
最後にソフトバンクを確認しておきます。ソフトバンクは親会社ソフトバンクグループの子会社として2018年12月に東証一部に上場しました。
引用元:Kabutanホームページ(ソフトバンク)
売上高と営業利益は増収増益を続けており、売上高営業利益率も18%前後と、KDDIやNTTドコモと同様に非常に高い利益率を示しています。またROEは驚異の30%超えで、2020年の予想は49%となっております。一方でROAは5%前後と、レバレッジ経営を行っていることがわかります。
一株当たりの配当額は86円であり、7月17日終値での利回りは驚異の6.08%です。3社の中ではずば抜けて高い利回りとなっています。
今後の方針
スマートフォンは必需品として、生活にすっかり浸透しています。何をするにもスマホが必要です。このような需要と、通信という新規参入を許さない特殊な業界が相まって、通信業界は多大な利益を上げていると考えられます。
一方で格安スマホの登場により、より安い利用料で通信を利用できるようになってきました。
固定費を安くすると、家計が一気に改善します。格安スマホといえども、使用している通信網は大手キャリアのものであるため、通信環境は大きく変わらないというのが実感です。自分で情報をしっかりと吟味して、賢く通信を利用したいものです。
また上述の通り、通信企業がしっかりと儲けていて優秀な経営をしているのは明らかです
通信量が高い高いと文句を言っても何も改善しないので、自分が資本家となって会社の利益を享受するのが最適解だと思っています。
そのためには会社の株主となり、配当金を享受するのが良いと考えられます。
以上、社会人になって通信に対する考え方が目まぐるしく変わってきましたので、その変遷をまとめました。何か皆さんの参考になれば幸いです!