株式投資

【株式投資】テクニカル分析って意味あるの?という疑問に答えてみる

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会社員
会社員
ローソク足分析ってカッコイイけど予想は外れるし意味ないよね?
かっぱ
かっぱ
株式市場の特性上、テクニカル分析も大事だと考えているよ!

 

株式市場のチャートを分析することで銘柄選別することを『テクニカル分析』といいます。

会社の財務や業績情報に基づいて銘柄選別することを『ファンダメンタル分析』といいます。

ファンダメンタル分析って意味あるの?という疑問

結論!意味あります!!

長期投資においてはファンダメンタル分析が有効であると考えておりますが、短期的にはテクニカル分析も重要であると思います。

* 本記事は個人の考えを示したものです、投資の判断はご自身でお願いいたします

投資のプロがウジャウジャいる株式市場において、個人がなせるテクニカル分析にどの程度意味があるかは疑問ですが、株式市場の特性を考慮すればやはりテクニカル分析なくして投資の成功はないと思います。

この記事ではテクニカル分析が銘柄選別になぜ有用かを解説します。

 

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市場価格が意味するもの

毎日目まぐるしく変動する株価が意味するものは何なのでしょうか?

1日にプラスにもマイナスにも平気で5%以上変動することもおかしくない株式市場

まずは株価変動が意味することについて考えてみます。

株価は需給を織り込んだ形である

株を買いたい人が売りたい人より多ければ、株価は上昇します。

株を売りたい人が買いたい人より多ければ、株価は下落します。

実にシンプルで、株価は市場参加者の需給関係で決定されるものです。

需給に関連する情報は皆平等に入手できる

一部の機関投資家を除き、株式投資に関連する情報は市場参加者が皆平等に入手できます。

例えば会社の発表するIR情報や決算情報、街中で流行っているものの売れ行きやコマーシャル情報など、会社のサービスや製品の売れ行きや会社の業績は手に入れることができます。

つまりこれら情報は、速やかに株価に反映されています。

市場参加者が会社の売り上げ増加を予想すれば、すぐさま株価上昇という形で反映されます。

逆に会社の雲行きが怪しいと判断されれば、すぐさま株価下落という形で反映されます。

市場価格は需給の均衡点である

つまり市場価格とは『入手できる全ての情報を織り込んだ買いと売りの均衡点』とみなすことができます。

株価の大きな上昇:買いと売りの均衡点が大きく上振れ

株価が大きく下落:買いと売りの均衡点が大きく下振れ

つまりテクニカル分析により株価推移を分析するということは、市場心理を分析するということと同じです。

会社員
会社員
チャートには買いたい人と売りたい人の心理が表れているんだね!

 

市場価格には間違いなくトレンドが存在する

相場においては『Trend is Friend』という言葉があり、テクニカル分析が効果を発揮することを暗示しています。

株価の上げ下げには市場参加者の思惑が入り混じりながら、一定方向に株価が推移するトレンドが存在するということです。

上昇トレンドであれば一定期間にわたり株価が上昇し続け、下降トレンドであれば逆に株価の下落が続きます。

さらに横ばいトレンドといい、株価が一定のレンジを逸脱しない推移を示すこともあります。

価格が変動するということ

価格が変動するということは、株価がトレンドを形成するということに等しいです。

どんな推移を示そうが、前述した『上昇トレンド』、『下降トレンド』『横ばいトレンド』のいずれかを示すことになります。

トレンド形成のベースになるのは会社の業績や将来の成長期待ですが、短期的には株価チャートの推移自体がトレンド形成に影響を与えることもあります。

ファンダメンタル分析の分析対象は会社の業績や将来の成長期待であり、テクニカル分析の分析対象は株価チャートの推移自体です。

つまりテクニカル分析も株価を分析する上では有用であるということです。

テクニカル分析が効果を発揮するトレンド

テクニカル分析は『上昇トレンド』『下降トレンド』で効果を発揮します。

早期に上昇と下降のシグナルを探知し、しっかりとトレンドフォローできるかが投資のパフォーマンスに大きく影響を与えます。

このシグナルの早期探知が極めて難しく、株式投資を複雑にしている要因であると考えています。

会社員
会社員
いち早く上昇か下降かを判断できるとトレンドの波に乗れるね!

人間の行動は繰り返すということ

結局のところ、歴史は繰り返すという事実がテクニカル分析を有用であることを証明しています。

長期的なスパンであれば好景気と恐慌の循環です。

短期的な繰り返しは投資家の買いたい心理と売りたい心理がもたらすテクニカルの変化です。

テクニカル分析は市場心理を読むということ

『大陽線』が出るということは、とにかく強く買われたということ。

これは現にチャートがその事実を表しています。

そして『大陽線』が出るということは、今後の強い上昇が期待できるということ。

これは大部分は経験に基づいた判断です。

大陽線が出たため、その日購入した人のほとんどは損をしていない状況で、今後も継続した買いが発生する確率は高いのも事実です。

しかし大陽線の過去の経験を意識して『今後も強い買いが期待できる』と判断した、買いが買いを呼ぶこともあるでしょう。

つまりテクニカル分析を通して、過去の経験則と照らし合わせながら市場心理を読むことで、いち早くトレンドフォローするということが一つの投資戦略になるということです。

市場参加者の心理を読むことは極めて難しい

テクニカル分析が難しく予想が外れる原因は、市場にとにかく沢山の投資家が参加しており、その市場参加者の需給の均衡点が極めて複雑に形成されている点にあります。

特に個人投資家を狙い撃ちするような機関投資家による空売り戦略など、投資家心理の裏をかくような取引は頻繁に認められます。

さらに人工知能を駆使した超高速取引により、人間にはついていけないようなスピードで株価形成されている背景から、一個人がテクニカル分析を通して100%トレンドを判断するのは難しいと言っても過言ではありません。

このような複雑さはあるものの、株価チャートの推移を覗くと懐古的にはテクニカルの法則に則りトレンド形成されていることも多く、やはり経験則の大部分は壊れていないというのが私の今の結論です。

会社員
会社員
トレンドを簡単に見出せればみんな儲かるもんね、そりゃ難しいよ

さいごに

正直これまでの投資生活を通してテクニカル分析だけで上手く行ったような投資は少なく、あったとしても再現性があるとは思えないものが多いです。

一方で、ファンダメンタル分析を通して優良な銘柄を選んできたはずなのに、予想に反した株価推移を示す銘柄も少なくありません。

これは少なからずファンダメンタルは良好でも、足許の株価推移がトレンドを形成しており、本来業績から予想される方向とは逆方向に株価が推移していた可能性があるはずです。

つまりファンダメンタル分析に基づき、自分の投資判断に見合った銘柄を選定するとともに、テクニカル分析に基づき、株価が自分の見立て通り堅調に推移するかを判断することも大事であるということです。

このような戦略に基づいて、今後の株式投資を続けて行けたらなと考えています。

* 本記事は個人の考えを示したものです、投資の判断はご自身でお願いいたします

本ブログで記載している内容は全て個人の考えを示したものです。投資にはリスクが伴います。
特定の銘柄や事柄を推奨しているものではありませんのでご注意ください。

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