株式投資

バリュー株とグロース株の違い|投資初心者にも分かりやすく解説!

投資を始めると耳にする『バリュー株』『グロース株』という言葉。初めのうちは一体どう違うのかよく分かりませんよね。昔は僕も違いが分からずモヤモヤしていました。

バリュー株は『割安株』、グロース株は『成長株』なんて呼ばれます。

割安と言われれば『株価がなんだか安い』、成長と言われれば『業績が伸び続けている』となんとなくのイメージが湧きますね。

この記事はもう少し具体的に理解したい方に向けて、株式投資の初心者にもイメージしやすいように、難しい言葉は使わずにバリュー株とグロース株を説明します。

それぞれの違いを認識して、自分の投資スタイルに合う銘柄を見つけてくださいね!それでは最後までよろしくお願いします。

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バリュー株とグロース株の違い

バリューとグロース株とは?バリューとグロースって何やねん!

株式の価値というのは、投資家の評価の上で成り立っています。株価が日々変動するのはそのためです。

そしてバリュー株とグロース株の違いはずばり『現在を評価しているか、将来を評価しているか』ということです。

バリュー株は現在の価値を、グロース株は将来の価値を評価しています。

ここで言う評価とは会社の業績を分析する『ファンダメンタル分析』のことを言います。チャートと睨めっこする『テクニカル分析』は重要視していません。

それではバリュー株とグロース株の違いを具体的に見ていきましょう。

バリュー株投資

バリュー株投資では『銘柄の本質的な価値』を分析し、現在の株価がその価値よりも割安か割高かを判断して投資を行います。本来の価値が1,000円の銘柄が900円で売られていれば、割安と判断して購入しよう!という感じです。

グロース株投資

グロース株投資では『価値が将来伸びそうか』を分析し、もし価値が伸びるのであれば買い、価値が伸び悩みそうなら売ると判断して投資します。現在会社が100億円の利益を出していて、1年後には150億円の利益を出しそうなら、将来の株価成長に先回りして購入しよう!という感じです。

重要視するものの違い

重要視するものが違う!

バリュー株投資もグロース株投資もファンダメンタル分析に基づいています。ファンダメンタル分析とは、会社の業績の分析です。

チャートの形がどうだとか考えるテクニカル分析ではなく、業績を重視するという点でバリュー株投資もグロース株投資も同じなのです!

それでは分析で重要視するものにどのような違いがあるでしょうか。確認していきましょう!

バリュー株投資

バリュー株投資が重要視するのは『安さ』です。今の株価が本質的な価値と比べて安ければ買い、高ければ売りです。

本質的な価値とは、現在の会社の利益、保有する現金や資産、支払う配当金などを合計したものです。そして株価は時価総額に換算して考えます。時価総額とは『株価×発行株数』です。

本質的な価値と比べて時価総額が安ければ、割安で株を購入でき、将来の資産の拡大を狙えると考えるのです。

バリュー株投資では会社の業績と今の株価を比較しています。

極端な場合、将来の業績が伸びそうになくても、今の株価が本質的価値よりも安ければ買うのがバリュー株投資です。

グロース株投資

グロース株投資が重要視するのは『将来成長するかどうか』です。過去の売上高や利益が連続で増加していること、そして来年も再来年も売上高や利益が増加すると予想できることが重要です。

これまでの業績推移、会社の出す来期の業績予想、また将来市場が大きくなるかどうかや流行や話題性などを重要視して、会社が将来成長するかを分析していきます。

グロース株投資では会社の業績成長がどのくらい継続するかを評価しています

現在の株価がたとえ割高であっても将来の業績の成長が見込めれば、果敢にその銘柄を買おうと考えるのです。

ネットネット株投資

ネットネット株の説明ねっとねっと??

バリュー株投資についてイメージしやすいように、ネットネット株投資を例に取り補足説明します。

バリュー株投資家にとって、資産とは価値を見出せる有形物のことを指しています。つまり目に見えるもの、手に取れるものが資産なのです。

グロース株投資が将来の業績拡大といった希望や期待という手に取れないものを資産とみなすのに対し、バリュー株投資では会社が持っている現金や株式といったキャッシュフロー、土地などの固定資産などのことを言います。

アメリカの経済学者ベンジャミン・グレアムは『バリュー投資の父』と呼ばれていますが、彼の提唱した投資法に『ネットネット株投資』というものがあります。

ネットネット株投資は『時価総額<(正味流動資産-負債総額)×66.7%』に相当する株に投資するというものです。

これは今この瞬間に会社の全株式を取得(会社を買収)して、次の瞬間に会社を清算したときに手元に残る金額がプラスであることを意味しています。

つまりその銘柄は現在お買い得ですよと言っているのです。

ネットネット株投資

今すぐに会社の株式を全て取得して、次の瞬間に全て清算したら手元にお金がプラスで残るかどうかを判断する投資。バリュー投資の父ベンジャミン・グレアムが提唱した。

時価総額とは現在株価と発行株数で計算される額であり、現在の会社の価値を株価の視点から測ったものです。

正味流動資産とは現金・預金・有価証券などが丸々全て、さらには固定資産(土地)や売掛金(商売で生じた利益で未だ受け取っていない利益)などを少し割り引いて計算されるものです。

一方で負債総額とは、会社の抱えている負債100%全てのことを指しています。

計算では66.7%に割り引いて判断しているので、かなり慎重に見積もってそれでも株価が割安だと判断できる銘柄のことをネットネット株と呼んでいるわけです。

バリュー株投資の真髄がネットネット投資であると考えられます。

ネットネット株投資における考え方

時価総額 <(正味流動資産-負債総額)×66.7%

正味流動資産

  • 現金・預金:100%
  • 売掛金・受取手形:90%
  • 商品:0%
  • 投資・有価証券:100%
  • 貸倒引当金:100%差し引く
  • 固定資産(土地):30%
  • 固定資産(有価証券):100%

負債総額:負債は100%差し引く

正味流動資産の考え方は投資家によって様々です。ここに示した割引率も人によって違います。商品についてはいつ売れるか分からないため資産からは除外して考えるのが一般的です。

 

自分の投資スタイルはどちらか?

バリューとグロースの争いまーた言い争いしているわ(呆れ顔

ネット上ではバリュー派とグロース派がお互いに論争を繰り広げているのを目にしますね?さて自分の投資スタイルはバリュー株投資でしょうか、グロース株投資でしょうか。

現在の本質的価値をじっくりと評価したい人はバリュー株投資、将来の本質的価値を予測したい人はグロース株投資ということになります。

ここで注意したいのは『どちらもファンダメンタル分析を徹底する堅実な投資法』であるということです。つまりバリュー株投資とグロース株投資が全く別物と考えて論争を繰り広げること自体がナンセンスということです。

シンプルな事象は理解しやすいため人間の頭はこれを好む傾向にあります。つまり人間は二元論にするとスッキリするので、『バリュー株はダメだ』とか『グロース株は優れている』といった議論をしがちなのです。

実際にはバリュー株投資とグロース株投資は複雑に関係しているため、要は『バランスの問題』となります。

自分はバリュー株投資家だから将来の成長性は無視するというのは極端。自分はグロース株投資だから現在の価値が極端に割高でも恐れないというのも極端です。

自分の投資スタイルはどちらか?と問うより、自分の投資スタイルはどちらに重きを置いているか?と問う方がより正しい考え方なのです。

自分の投資スタイルに合わせてバリュー株投資の考え方とグロース株投資の考え方のウエイトのバランスを調整するのが良いでしょう。

投資スタイルの議論
  1. バリュー株 VS グロース株 の議論が絶えない
  2. 二元論はシンプルで分かりやすい
  3. バリュー株もグロース株もファンダメンタル投資
  4. 割安度も将来の成長性もどちらも大事
  5. 自分のスタイルは割安度と成長性のどちらに重きを置いているか?

大勝ちを狙うならグロース株投資

グロース株とはでっかく成長してやるぜ

比較的短期間(数ヶ月・数年単位)で資産を倍増させてい場合に有効なのはグロース株投資と言われています。テンバガー投資などもその一例です。

グロース株投資で何より重要なのは『投資方針の見直し』です。

自分の投資方針が間違ってなかったか、数ヶ月単位での見直しが求められます。投資方針の誤りがあれば、勇気を出して損切りする覚悟も必要となります。

これはグロース株投資が『将来への期待』の上に株価が成長しているため、その期待が無くなった瞬間に株価は大きく下落する可能性があるためです。

グロース株投資
  1. 大勝ちを狙う
  2. テンバガー投資が一例
  3. 投資方針のこまめな見直しが極めて重要
  4. 株価には将来への期待が織り込まれている子に注意

グロース株投資の具体例については以下の記事も参考になります。

【株式投資】グロース株とは何か:成長株の特徴や銘柄について解説

【株式投資】僕が実践しているグロース株の探し方:勉強した本の紹介

【グロース株】時価総額は成長余地:これからも伸びる有望株を探索

ミドルリターン狙うならバリュー株投資

バリュー株とはコツコツ育てたいなぁ

リスクを抑えながらミドルリターンを狙うならバリュー株投資と言われています。長期的(数年単位)で資産を増やしたい場合に有効です。

バリュー株投資で必要なのは銘柄に対する絶対的な自信です。

株価が上がらない・下がることにストレスを感じてはいけません。

株価が下がるのであれば、市場参加者が本来の価値を見誤っているからバーゲンセールが到来したと喜んで受け入れなければなりません。

配当金収入をもらいながら、自分が銘柄を保有することに安心感を覚えることが大事です。

投資方針のメンテナンスは年単位で問題ありません。バリュー株投資の評価基準(例えばネットネット株の基準)から外れていないか、チェックする必要があります。

バリュー株投資
  1. ミドルリターンを狙う
  2. 銘柄に対する絶対的な自信が必要
  3. 株価が思い通りに動かなくてもストレスを感じてはダメ
  4. 株価が下がるならバーゲンセール
  5. 配当金収入をもらいながら気長に付き合う
  6. 年単位で保有株の評価を見直す

バリュー株投資の難しさ

バリュー株投資の難しさ人間に感情はつきもの・・・

そもそも本質的な価値を推し量ることは難しいのですが、選んだ銘柄を長年保有し続けることはもっと難しいです。

数年経っても株価が上がらないことに腹を立てて売ってしまうことがよくあります。

またもし株価が下がってしまった場合、勇気を出して買い増しできるでしょうか。自信がない人であれば、株価が下がった時に自分のセンスを疑って買い増しに踏み切れません。

欲しかった洋服がバーゲンで安くなっている時は喜んで購入するのに、保有銘柄のバーゲンセールで買い向かえないのは何故でしょうか。この理由に気づくことができれば、バリュー株投資の本質を理解できるでしょう。

ファンダメンタル分析で大切なこと

グロース株投資であれバリュー株投資であれ、株式投資において重要なことは『強い意志を持つ』ということです。

今買う、今売る、今は買わない、今は売らない、と判断できる意思があるかどうか。強い意志は繰り返し銘柄を分析した自信から生まれます。

周囲がグロース株の値上がりに狂喜しているタイミングで割高だと判断できるか、周囲が株価の値下がりに恐怖を感じているタイミングで割安だと判断できるか、が大切なのです。

バリュー株投資で高い利益を上げる

割安な資産を買い、自分の予想が外れたらナンピン買いも辞さないことが大事です。この姿勢を貫くことで、結果的に分析通りに株価が上昇すれば利益が生じることになります。

そのためには銘柄の本質的な価値に関する見解を持っていることが大事です。そして見解に基づいて我慢強く、値下がりしても買い続けることが何より重要です。

そしてその銘柄を買うという判断自体が間違っていないことは最も重要です。銘柄選定をミスると全てがおじゃんですからね。

グロース株投資で高い利益を上げる

将来の業績が成長すると自信を持てる銘柄に投資することが大切です。さらに自分の予想が外れれば失敗を認め、即座に損切りをすることが重要です。

グロース株に対してはナンピン買いをしてはいけません。グロース株は将来の成長期待により株価が割高になっているため、株価下落に付き合うことは大変危険だからです。

さいごに

今回はバリュー株とグロース株について説明しました。解説した通り、バリュー株とグロース株は対比すると理解しやすく、お互いに全く別の投資法のように感じます。

しかしながら実際の投資では株価の割安度も考察したり、将来の成長性も考察したりと、両方を考慮しながら取引することになります。

つまりバリュー株投資の視点もグロース株投資の視点も大切ということです。

自分はバリュー株投資家だ、自分はグロース株投資家だ、と名乗り論争を繰り広げるのは単純で分かりやすいですが、実際には両方の視点が大切。自分がどちらにウエイトを置いているかが重要ということを忘れてはなりません。

以上、今回の記事が何か皆さんのお役に立てれば幸いです!

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