この記事では日本発祥の株価チャート『ローソク足』について解説します
過去に4つの重要な株価について解説しました👇
この4つの株価から描画されるのがローソク足です
江戸時代の米取引の時代から活用されていたと言われるローソク足、その有用性から非常に長い間指示されているチャートです
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ローソク足はどのように描画されるのか?

ローソク足は、一定期間における4つの株価、『始値、終値、高値、安値』から描画されます
一定期間が1日であれば『日足』、1週間であれば『週足』、1ヶ月であれば『月足』と呼ばれるチャートが形成されます
またローソク足の『色』にも意味があり、その日の『始値と終値』を比べてプラスだったかマイナスだったかを表しています
4つの株価がローソク足を生み出す!
『始値、終値、高値、安値』からローソク脚ができる過程を示しました👇

『ローソク』の太い部分は始値と終値の『値幅』を表しています
この値幅の部分を『胴体』と呼んでいます
上と下に伸びた『ヒゲ』はそれぞれ高値と安値までの『値幅』を表しています
上に伸びれば『上ヒゲ』、下に伸びれば『下ヒゲ』です!そのまんまですね笑
つまり1日の株価の上げ下げが一つの棒(ローソク)として全て表現されています!
たった一つの棒なのにものすごい情報量ですね!
見たい期間に応じてローソク足は描かれる!
どのくらいの期間の株価推移を分析したいかによりローソク足の書き方は変わります
代表的なものは『日足』、『週足』、『月足』です
☑️ 日足チャート
👉 1日での始値、終値、高値、安値を反映する
☑️ 週足チャート
👉 1週間での始値、終値、高値、安値を反映する
☑️ 月足チャート
👉 1ヶ月での始値、終値、高値、安値を反映する

どのくらいの時間的幅でローソク足を描くかだけの問題で、その描き方に違いはありません
どの足でも始値、終値、高値、安値を反映した形になります
日足<週足<月足の順に、株価推移を反映する時間的な幅が長くなっています
ローソク足の色で株価の上げ下げを読む!
チャートを見ると、ローソク足が赤や緑だったりします(アプリにより色は違います)
この色の違いは始値と終値の関係を表しています

上の図を見てください☝️
対象期間の取引が始値より終値が高ければ収支はプラスで、この足は緑色で示されます
逆に始値より終値が安ければ収支はマイナスで、この足は赤色で示されます
緑色のように収支がプラスになる線を『陽線』、赤色のようにマイナスになる線を『陰線』といいます
このように色で区別することで株価が上がったか、下がったかを示すことができるのです!
実際に日足チャートを確認してみる

それでは実際に日足チャートを確認してみましょう
確認するのはテレワーク関連銘柄として人気を博している『ブイキューブ(3681)』です
引用元:株探(ブイキューブ 日足チャート)
白抜きのローソク足が陽線、青色のローソク脚が陰線です
2月下旬から3月下旬にかけて、600円強から1000円弱の間を行ったり来たりしていました
特に陽線が2つ3つ続いた後に、陰線が3つ4つ続くといった推移を示していましたこのように1000円弱の高値の跳ね返りラインを特にレジスタンスと呼び、高値の抵抗線として意識されています
逆に600円強の安値跳ね返りラインをサポートと呼び、安値の反発線として意識されます
潮目が変わったのは3月27日にある十字線と続く3月30日の陽線です
レジスタンスとして意識されていた1000円弱ラインを上放たれ、株価は大きく上昇しました
4月1日に非常に大きな胴体を持つ陽線を伴い最高値の1483円をつけましたが、その後は陰線が続いておりダラダラと下値を探っている状況です
☑️ 始値と終値が同じ時に現れるローソク足(同時線)
☑️ 相場の転換点に現れることがあり、一時的に買いと売りが拮抗している状況を表す
さいごに
ローソク足の意味するところについてまとめてみました
ローソク足の形状は様々なパターンが知られており、非常に奥が深いです
同じ形状のローソク足でも、出るタイミングによって異なる意味を持つこともあります
銘柄分析の基本はファンダメンタル分析だと考えていますが、いざ買おうと考えるときはテクニカルも評価した上で買うのが良いと考えています
テクニカル分析の知識を身につけ、良い資産を気づきあげられるようにしたいものです