みなさん、こんにちは!@かっぱです。
資産を大きく成長させる株式投資手法の一つに、グロース株への投資が挙げられます。
グロース株とは『成長株』のことです。
すなわち売上や利益が成長(増加)し続けていることを意味します。
比較的リスクの取りやすい若い時代の投資には、グロース株への投資が資産形成において大事だろうと考えています。
このブログではグロース株を以下のように定義しました。
- 売上や利益が過去3年以上にわたり増加し続けている
- 次期も増収増益の予想である
この定義に基づき、銘柄を探索しています。
今回はベネフィット・ワン(2412)について分析します。
コンテンツ一覧
2020年グロース株の銘柄探索:ベネフィット・ワンを分析
2020年グロース株を探索しています。
今回はベネフィット・ワン(6421)をとりあげます。
ベネフィット・ワン
ベネフィット・ワンは、パソナグループ系の福利厚生代行サービスの会社です。
福利厚生をはじめとした、企業価値を高めるためのサービスを展開しています。
従業員のエンゲージメントを高めるシステム(福利厚生、健康サポート、教育研修など)、業務効率化システム(出張旅費管理、給与計算、公共料金・通信費管理など)、顧客満足度最大化のシステム、個人向けの資産形成や福利厚生システムなどを提供しています。
業績を確認
さっそく業績を確認してみましょう。
売上高
2017年以降、右肩上がりの成長を続けています。
前年比の成長はおよそ1.1倍を維持しています。
2021年もこれまでと同様に増収を見込んでおります。
営業利益、経常利益、最終利益
売上高と同様に、2017年以降右肩上がりの成長を続けています。
前年比の成長はおよそ1.1〜1.2倍で、成長を維持しております。
2021年もこれまでと同様に増益を見込んでおります。
1株益
1株当たりの利益も、2017年以降右肩上がりの成長を続けています。
前年比の成長はおよそ1.1〜1.2倍で、成長を維持していると言えます。
各種利益と同様に、2021年もこれまで同様に増益の見込みです。
基準を満たしていることから、グロース株であると考えられます。
- 売上や利益が過去3年以上にわたり増加し続けている
- 次期も増収増益の予想である
投資指標を確認
ベネフィット・ワンは増収増益を続けているグロース株とわかりました。
次に投資指標を確認してみましょう。
財務
自己資本比率は50%以上であり、財務は堅牢であると考えられます。
収益性
売上営業利益率は驚異の23%であり、2021年予想も23%と、高い営業利益率であることが分かります。
資本活用による経営の上手さを表す指標は、ROEが31%、ROAが17%と非常に高いです。
2021年予想はROEが37%、ROAが20%となっており、さらに収益性が高まる見通しです。
- 財務の堅牢性も高い
- 収益性は申し分なく高い
株価指標を確認
現在の株価(11/6終値)に基づく、株価指標を確認しておきます。
PERは73倍、PBRは28倍であり非常に人気の高い状態にあると考えられます。
また信用倍率については、1.28倍と特に過熱感はありません。
配当利回りは0.98%(28円/株)となっています。
チャートを確認
最後にチャートを確認しておきましょう。
3月にコロナショックで半値となったものの、その後の回復スピードは早く、コロナショックなど無かったと思わせる水準まで戻しました。
その後もぐんぐんと株価成長しており、グロース株らしい非常に強い戻し方だと思います。
分析にあたり参照した本
今回の分析にあたり、下記の本を読んで勉強しました。
株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版四季報を用いた銘柄分析の方法がわかりやすく紹介されており、グロース株に限らず株式投資をやる上で最低限身につけておきたい分析手法が『非常にわかりやすく』書かれています。
さいごに
今回はグロース株としてベネフィット・ワンを分析してみました。
前回チェックしたレーザーテックと同様に、コロナショックで下がった株価をものの見事に回復させていました。
業績の堅調さに裏打ちされた力強い株価推移には惚れ惚れしますね。
このような株を保有したいものです。
僕の実践しているグロース株の探し方については下記ブログで紹介しています。
* 本記事は特定の銘柄を推奨するようなものではありません、投資の判断はご自身でお願いいたします