株式投資

CAN-SLIMスクリーニング|EPSの増加に着目して銘柄分析!

オニールの成長株発掘法では、CAN-SLIM投資が解説されています。CAN-SLIMの”A”は、Annual Earnings Increases = 年間EPSの増加であり『大きく成長している銘柄を探す』ことが目的となっています。

この記事ではいくつかの代表銘柄について、年間EPSがどの程度増加しているのかを分析した事例をご紹介します。CAN-SLIMスクリーニングにあたり、分析ツールや情報のまとめ方について知りたい方は最後までご覧ください。

* 本記事は具体例として個別銘柄に言及しますが、いずれも特定の銘柄を推奨するようなものではありません、投資の判断はご自身でお願いいたします 

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CAN-SLIMスクリーニング

CAN-SLIMスクリーニングはオニールが提唱する成長株発掘法であり、7つの視点でのスクリーニングを行います。

CAN-SLIM
  1. C:Current Quarterly Earnings = 当期四半期のEPSと売上
  2. A:Annual Earnings Increases = 年間EPSの増加
  3. N:Newer Companies, New Products, New Management, New Highs Off Properly Formed Bases = 新興企業、新製品、新経営陣、正しい株価を抜けて新高値
  4. S:Supply and Demand = 株式の需要と供給
  5. L:Leader or Lagard = 主導銘柄か、停滞銘柄か
  6. I:Institutional Sponsorship=機関投資家による保有
  7. M:Market Direction =株式市場の方向

各項目の詳細な説明は本記事では避けますが、要はその銘柄がどのくらい成長実績があり、今後の成長余地があるかを分析する視点で構成されています。

成長性を分析する上で欠かせない指標は1株あたりの利益(EPS)です。オニールの解説では3年以上連続でEPSが成長し続けている銘柄を探す必要があると述べられています。

今回はEPSの成長率、すなわちCAN-SLIMの”A”に着目し、いくつかの代表銘柄について分析した事例をご紹介します。

年間EPS成長率の調べ方

年間EPSを分析するにあたり、参考にしたのは『かぶたん』HPです。

例えば五洋建設(1893)を検索してみます。かぶたんにアクセスし、五洋建設を検索すると、『決算』というタブがありますのでクリックします。

引用元:かぶたんHP『五洋建設』

決算のページには、売上高や利益の推移を示した『業績推移』というシートがありますので、本シートで修正1株益(EPS)の値を確認しました。

引用元:かぶたんHP『五洋建設』

今回は過去4年分のEPSと来期予想の計5年分のEPSを収集し、その増減率について分析してみました。集計にはmacのNumbersを用いています。それでは早速次の章で結果をご紹介します。

年間EPSの推移と増加率の分析結果

今回調査の対象とした銘柄は、ネオモバの月次報告で報告している銘柄です。いずれも筆者の備忘録という位置付けで、特定の銘柄の推奨ではない点、ご了承ください。

分析結果を下の表の通りです。修正1株益について前年比でプラスだと、セルが赤色に塗りつぶされています。逆にマイナスだと水色に塗りつぶされています。

CAN-SLIM分析事例:ネオモバ

オニールのCAN-SLIMに従えば、EPSは3年以上連続で成長している必要があります。表では3年以上赤色に塗りつぶされている必要があります

修正1株益は前年比でプラスに成長したけれど、その成長率が鈍化することもあるでしょう。成長率が伸びているか、鈍化しているかを分析したのが『修正1株益の成長率』という列です。

前年の修正1株益の成長率に対し、翌年の成長率が伸びていれば文字を赤色で、成長率が鈍化していれば水色で記載しています。

EPSの増加が続いている銘柄

EPSが連続成長している銘柄過去3年の実績で、EPSが増加し続け、さらに次期のEPS予想も増加の企業は23銘柄中7銘柄ありました。

EPS増加が続いている銘柄
  1. ベネフィット・ワン(2412)
  2. カナミックネットワーク(3939)
  3. インフォコム(4348)
  4. 日本新薬(4516)
  5. アルプス技研(4641)
  6. イントラスト(7191)
  7. 伊藤忠エネクス(8133)

さすがに成長率も年々増加というわけにはいきませんでしたが、高い成長率を維持している銘柄です。

例えばベネフィット・ワンは2019年より、20%前後のEPS成長率を維持していました。インフォコムも2020年以降15%前後のEPS成長率を維持しています。

逆にカナミックネットワーク、日本新薬やアルプス技研はEPSこそ成長していますが、その成長率は鈍化の傾向があることがわかりました。

EPSが連続増加し始めた銘柄

EPSが連続成長し始めた銘柄過去3年の実績でEPSの連続増加はなかったものの、次期の予想と合わせて3年連続のEPS増加の見通しの銘柄として3銘柄がピックアップされました。

EPSが連続増加し始めた銘柄
  1. みずほフィナンシャルグループ(8411)
  2. 日本電信電話(9432)
  3. ソフトバンク(9434)

いずれも高配当の代表銘柄でした。高配当銘柄は既に成長が成熟しているため、成長株ではないことが多いです。とはいえ、EPSが成長し続けているなら、安心して保有することができるのでより良いと考えています。

EPSの連続成長が止まった銘柄

EPSの連続成長が止まった銘柄EPSの連続成長が止まった銘柄に着目すると面白いことが分かります。ほとんどの銘柄は2020年にEPSがマイナス成長していることが分かります。詳細は個別に分析する必要がありますが、多くがコロナショックによる業績の不調だと考えられます。

2020年にEPSがマイナス成長した銘柄について、次期のEPS予想をプラス成長としている銘柄と、引き続きマイナス成長としている銘柄に分けられました。

次期EPSがプラス予想の銘柄
  1. ダブルスタンダード(3925)
  2. 伊藤忠商事(8001)
  3. 三菱HCキャピタル(8593)
次期EPSがマイナス予想の銘柄
  1. 五洋建設(1893)
  2. CDS(2169)
  3. 第一三共(4568)

2022年以降、EPSがどのように成長するか注意しながら見極めをしていく必要がある銘柄であると考えられました。

さいごに

今回はオニールの成長株発掘法にしたがって分析をしてみました。分析の対象がネオモバ保有銘柄であり、全てが成長株に位置付けた銘柄ではありませんでした。

しかしながら一部の銘柄は3年連続のEPS成長があり、さらに次期予想もプラス成長となっておりました。

また過去にEPSが連続成長していたにもかかわらず、成長が止まってしまった銘柄の多くは2021年に原因があり、コロナショックの影響と考えられました。これら銘柄のうち、2022年のEPS予想がプラス成長する場合とマイナス成長する場合に明暗が分かれました。

EPSを見ることで、企業がどの程度成長しているかを知ることができました。引き続きEPSを分析しながら株式投資ライフを楽しんでいきたいと思います!以上、何か参考になれば幸いです!

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本ブログで記載している内容は全て個人の考えを示したものです。投資にはリスクが伴います。
特定の銘柄や事柄を推奨しているものではありませんのでご注意ください。

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