株式投資

【四季報2020秋】銘柄スクリーニング:好業績の成長銘柄を探索②

2020年秋号の四季報を読み漁り、業績が良く、成長を続けている企業をピックアップしました。好業績企業として本ブログで取り上げた銘柄が、その後どのような株価推移を示したかご紹介します。前回の第一弾に続き、今回も10銘柄紹介します。

【注意】本記事はあくまでも筆者の備忘録であり、特定銘柄を推奨するものではございませんのでご注意ください。

この記事を書いた人

投資家かっぱ

資産形成に取り組むサラリーマンかっぱ。配当株と成長株のダブル投資戦略により、豊かな資産を築きのんびりと生活するのが夢。Twitterでも投資に関して呟いています。

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スクリーニング基準

以下の観点から企業の絞り込みを行いました。

オプションで示すものは必須ではありませんが、着目したポイントです。

スクリーニング指標
  1. 長期業績推移が売上高、営業利益ともに右肩上がりの傾向
  2. ROEが15%以上である
  3. 営業利益率が高い(オプション)
  4. 自己資本比率が高い(オプション)
  5. 時価総額が小さい(オプション)
  6. ニューノーマルに対応している(オプション)

さっそく確認していきます。各種指標は以下の通り記事更新時に最新のものを記載しました。

参考にした指標
  1. マーケット:銘柄コード
  2. 業種:
  3. 営業利益率:最新の実績%
  4. ROE:最新の実績%
  5. ROA:最新の実績%
  6. 自己資本比率:最新の実績%
  7. 時価総額:2021年2月8日時点

数値については独自に収集したものであり、必ずしも四季報のものとは一致していない点ご容赦ください。

ビーアールホールディングス

橋梁を中心としたPC工事専門の建設会社です。

PCって何?となりますが、Prestressed Concreteの略です。コンクリートは荷重によりひび割れを起こしますが、事前にストレスを加えておくことで、耐荷重性を獲得したコンクリートがPCだそうです。

9月30日 終値 780円
2月8日 終値 724円(+3%)
期間中最高値 805円(+7%)
期間中最安値 589円(-25%)

ほとんど株価上昇はありませんでした。11月から株価が25%下落しました。その後株価は回復傾向にあり9月30日の水準に迫るところまで来ています。

ビーアールホールディングス
  1. 東証一部:1726
  2. 業種:建設
  3. 営業利益率:6.2%
  4. ROE:20.9%
  5. ROA:5.4%
  6. 自己資本比率:25.6%
  7. 時価総額:287億円

中国自動車道の床版取り替えなど大型案件を含めた受注が拡大しています。2021年2月5日の決算発表では最高益を上乗せし上方修正配当も1円増額しました。ROEが非常に高く、収益性も高いです。自己資本比率が低めである点は懸念点です。時価総額も287億円と小型であることと考えられました。

デジタルアーツ

ネット上の有害情報閲覧や情報漏洩防止のセキュリティソフト事業を展開しています。学校へのIT端末普及政策などを背景としたフィルタリングソフトの普及、リモートワーク普及に関連したセキュリティ強化が追い風となっています。

9月30日 終値 8570円
2月8日 終値 10300円(+20%)
期間中最高値 10800円(+26%)
期間中最安値 7000円(-18%)

10月は株価下落が続きましたが、11月頭に出来高の急増を伴うGUがあり、その後押し目をこなしながら右肩上がりの株価上昇を示し、一時26%高まで上昇しました。これは10月待つに発表された上期の連結決算の2ケタ増収増益を好感したものでした。

デジタルアーツ
  1. 東証一部:2326
  2. 業種:情報・通信
  3. 営業利益率:41.3%
  4. ROE:19.4%
  5. ROA:15.4%
  6. 自己資本比率:79.7%
  7. 時価総額:1456億円

営業利益率が40%を上回り、ROE、ROA共に高水準であることから収益性が非常に高いと考えられました。また自己資本比率もおよそ80%と、財務安定性についても問題ありません。時価総額は1456億円と、規模もそこまで大きくないと考えれました。

エムスリー

キングオブグロース株の一つであるエムスリーです。医療従事者向けのサイト展開により、製薬会社に情報提供を行っています。コロナ禍で外出が制限される中、サイト利用が急増しており、製薬会社もサイトへのシフトを加速させているとのこと。

9月30日 終値 6500円
2月8日 終値 8616円(+33%)
期間中最高値 10675円(+64%)
期間中最安値 6250円(-4%)

キングオブグロース株らしく、右肩上がりに株価がぐんぐん成長しました。期間中最高値は64%の株価上昇でした。1月末にモルガン・スタンレーMUFG証券がエムスリー株を割高感が強まっていると判断しレーティングの格下げを行なったのを機に、株価は大幅反落。その後株価は下落トレンドに突入しています。

エムスリー
  1. 東証一部:2413
  2. 業種:サービス
  3. 営業利益率:26.2%
  4. ROE:16.3%
  5. ROA:12.1%
  6. 自己資本比率:75.7%
  7. 時価総額:5兆8481億円

今期予想は入手できませんでした。実績ベースでは、営業利益率が26.2%と高く、ROEやROAも高水準であるとわかりました。自己資本比率も75.7%と問題ありません。時価総額はなんと6兆円に迫っており、超大型株となっています。

バリューコマース

アフィリエイト広告では首位クラスの企業で、Zホールディングスの子会社です。宿泊関連企業の買収を手がけるなど、M&Aも行っています。

9月30日 終値 3485円
2月8日 終値 3090円(-11%)
期間中最高値 3890円(+12%)
期間中最安値 2905円(-17%)

株価は大きくは動かなかったものの、じわじわと下げている状況です。10月中旬につけた期間中最高値から上値を切り下げる展開です。

バリューコマース
  1. 東証一部:2491
  2. 業種:サービス
  3. 営業利益率:21.3%
  4. ROE:32.6%
  5. ROA:21.0%
  6. 自己資本比率:65.3%
  7. 時価総額:1065億円

ROEは驚異の30%超えの実績があり、ROAとの乖離も大きくはありません。自己資本比率も問題なく、財務の健全性もありと判断しました。時価総額は1065億円と、まだまだ成長余地ありと考えています。

セリア

100円ショップのセリアで、業界第2位(1位はDAISO)です。おしゃれな店舗を特徴とし、巣篭もり関連でDIYの普及などが追い風と考えられます。浮動株比率が2%台と、品薄株です。

9月30日 終値 4475円
2月8日 終値 3595円(+1%)
期間中最高値 4535円(+12%)
期間中最安値 3535円(-21%)

10月以降、株価は綺麗な右肩下がりとなり、下落トレンドとなりました。業績の上方修正や増配が発表され、5期連続の最高益更新の見通しも立っているものの、材料の出尽くしの色が強くなっており、株価が弱い反応を示していると考えられます。

セリア
  1. JQ:2782
  2. 業種:小売
  3. 営業利益率:9.7%
  4. ROE:17.0%
  5. ROA:12.5%
  6. 自己資本比率:74.0%
  7. 時価総額:2726億円

100円ショップの勝手なイメージは薄利多売でしたが、ROEが高く、売上高営業利益率も10%に迫る高収益であることがわかりました。これは独自の管理システムが整備されていることにより、高収益体質が獲得できていることが要因とのこと。セルフレジなど業務効率化も進めており、利益上振れとなる見通し。自己資本比率も高く、財務についても問題ありませんでした。

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Hamme

はめえ?この銘柄を知らなかったため、読み方すら分かりませんでしたが『はみぃ』と読むそうです。スマホケースなどのアクセサリーを生活雑貨店や家電量販店に販売する事業を展開しています。Electronic commerce(EC: 電子商取引)支援事業も展開しており、受注や倉庫・物流業務、ページ管理などを一元化するシステムを展開しています。巣篭もり需要も追い風となっているようです。

9月30日 終値 2471円
2月8日 終値 1766円(-39%)
期間中最高値 2627円(+6%)
期間中最安値 1546円(-37%)

9月中旬に大きく値を下げていこう、株価は右肩下がりとなっています。

Hamme
  1. 東証一部:3134
  2. 業種:小売
  3. 営業利益率:15.4%
  4. ROE:24.4%
  5. ROA:15.4%
  6. 自己資本比率:57.9%
  7. 時価総額:286億円

ROEは23%超えと収益性が良好と考えられます。自己資本比率は57.9%であり問題となる数字ではありません。時価総額が286億円と小型であるため、更なる成長余地もあると考えられます。

ケイアイスター不動産

北関東を地盤とする不動産会社です。はじめて住宅を買う人(1次取得層)向けの分譲住宅を主力としています。

9月30日 終値 2626円
2月8日 終値 2650円(+1%)
期間中最高値 2895円(+12%)
期間中最安値 2310円(-21%)

10月以降株価は2700円前後をヨコヨコで推移しており、大きな変化はありません。

ケイアイスター不動産
  1. 東証一部:3465
  2. 業種:不動産
  3. 営業利益率:5.3%
  4. ROE:21.3%
  5. ROA:4.2%
  6. 自己資本比率:20.0%
  7. 時価総額:377億円

2021年3月期も最高益の見通しで、年間配当も12円増配の88円/株となっています。配当利回りは現在の株価でも3%を上回る水準です。

ROEは20%を上回っており高収益体質であることもわかりましたが、ROAが低い点は気になるところです(自己資本比率が20%と低いです)。時価総額は377億円と規模としては小型であると考えられました。

アセンテック

仮想デスクトップのソリューションベンダーで、ソフト販売、コンサル、クラウドサービスも展開しています。テレワーク環境において、仮想デスクトップの利用頻度は増していると考えられるため、現在の働き方においてテーマ性は強いと考えられます。

9月30日 終値 2295円
2月8日 終値 1868円(-19%)
期間中最高値 2529円(+10%)
期間中最安値 1719円(-25%)

10月下旬以降、株価が大きく下落しました。12月9日の決算で、コロナ禍で在宅ワークが増える中、仮想デスクトップや自社製品『Resalio Lynx』が利益に貢献し3割の増益が発表されたのをきっかけに反発を試す展開が続いています。

アセンテック
  1. 東証一部:3565
  2. 業種:卸売
  3. 営業利益率:7.7%
  4. ROE:20.9%
  5. ROA:13.0%
  6. 自己資本比率:61.4%
  7. 時価総額:253億円

ROEは20%超えと高収益で、自己資本比率は46.1%とまずまずの水準です。時価総額は281億円とまだまだ小型であると考えられます。

GMOペパボ

個人向けのレンタルサーバーやネット店舗支援を展開しています。EC支援事業がすごもり需要を受け、想定を超える拡大を見せています。

9月30日 終値 4520円
2月8日 終値 5780円(+28%)
期間中最高値 6860円(+52%)
期間中最安値 4520円(0%)

10月以降、値を下げることなく株価は成長していきました。6500円に抵抗線があるので、このラインを超えられるかが焦点となります。

GMOペパボ
  1. 東証一部:3633
  2. 業種:情報・通信
  3. 営業利益率:8.4%
  4. ROE:39.2%
  5. ROA:11.4%
  6. 自己資本比率:30.6%
  7. 時価総額:316億円

ROEは驚異の30%超えと高ROEである点が魅力的でありました。一方で自己資本比率は24.3%とやや低めであります。時価総額は255億円とまだまだ成長余地のある銘柄だと考えています。

ネクソン

韓国発祥のPCオンラインゲームメーカーで、メイプルストーリーなど以前はCMでもよく見かけた有名な代表作を有しています。

9月30日 終値 2620円
2月8日 終値 3470円(+32%)
期間中最高値 3475円(+33%)
期間中最安値 2380円(-9%)

10月23日にストップ高を伴う大きな株価上昇がありました。これはネクソンが日経平均銘柄に新規採用されたニュースを受けた反応でした。その後株価は上昇トレンドを継続しており、期間中最高値は33%の上昇となりました。

ネクソン
  1. 東証一部:3659
  2. 業種:情報・通信
  3. 営業利益率:38.0%
  4. ROE:19.7%
  5. ROA:16.9%
  6. 自己資本比率:86.2%
  7. 時価総額:3兆778億円

実績ベースでは営業利益率が38%と高く、ROEやROAについても申し分のない数字で高い収益性があることがわかりました。時価総額は2兆円超えと超大型株です。

さいごに

今回は四季報をスクリーニングして気になった銘柄について、10銘柄を追加で分析しました。コロナ禍で生活様式が大きく変わる中で、この生活環境に対応できる企業は強いですね。そのような企業を見つけて投資していきたいです。次回も10銘柄程度ピックアップする予定です。よろしければ見にきてください!

👉第三弾をチェック

銘柄AとBのどちらを売りますか?

自分が購入した株を早々に利益確定して、含み損をいつまでも抱えていませんか?買値の呪縛に囚われず、利益の出る株は大切に保有し、損失を抱える株は切ることが必要です。そのためには『トレードの記録』をつけ、自分の投資にルールを設けることが重要です。投資記録を自動化して、無理なく投資記録をつけて自分のトレードを振り返りたいものです!

本ブログで記載している内容は全て個人の考えを示したものです。投資にはリスクが伴います。
特定の銘柄や事柄を推奨しているものではありませんのでご注意ください。

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