高配当株を探していると『配当利回り10%!!』といった超高配当株を見かける時があります。
魅力的に感じる超高配当株ですが、安易に買ってはならない場合があります。
この記事では高配当株を選ぶ際の注意点と選び方について解説します。
- 高配当株で配当利回りが高い理由
- 高配当株を選ぶ際の注意点
- 高配当利回りの適正な水準
- 減配した場合の対応
投資家かっぱ
資産形成に取り組むサラリーマンかっぱ。配当株と成長株のダブル投資戦略により、豊かな資産を築きのんびりと生活するのが夢。Twitterでも投資に関して呟いています。
金融資産をざっくり棚卸ししたところ
1080万ほどに積み上がっていました
(MRF、確定拠出含む)。
約9.5割が日本株という偏重っぷり。
来月はボーナスを買付に投下するので
年内に1100万は確実に突破できそう!投資に目覚めて約3年、
ここからは複利でさらに加速して
膨張させて参りたいですね☺️— かっぱ⭐️配当金で資産形成 (@hibi_kappa) November 29, 2020
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高配当株:なぜ利回りが高いのか?
まず配当利回りの意味について確認し、高配当株が高い利回りを維持している理由を考えてみます。
配当利回り
はじめに配当利回りについて解説します。
配当利回りは『その株の購入に必要な金額(現在の株価)』に対する『もらえる配当額(1株配当額)』の割合を表しています。
『現在の株価』が毎日変動するのに対し『1株配当額』は毎日変動したりはしません。
つまり『現在の株価』が変動することによって『配当利回り』は日々変動していきます。
なぜ利回りが高いのか
それでは高配当株はなぜ利回りが高いのでしょうか。
会社が『1株配当額』を増やせば(増配すれば)、利回りが向上します。
『現在の株価』が暴落すれば、利回りが向上します。
高い利回りが維持され続ける理由
僕の定義する高配当株は、『配当利回りが3〜6%』です。
逆にこの定義を上回る利回りの銘柄には、なんらかの理由があると考えています。
だって高配当株をみんなが買えば、株価が上がって配当利回りが下がるはずですよね?
みんな『将来の減配を見込んでいる』ということです。
高配当株があれば、配当金を目的に投資している投資家なら購入するはず。
購入すれば、買いが集中することにより株価は上昇することとなり、自然と利回りが下がっていくはずです。
しかし高配当が高配当のまま維持されているということは、買いが集まっていないことを意味しています。
その理由として、投資家が将来の減配を想定した『配当利回り』で株価を評価している可能性が考えられます。
高配当株を選ぶ際の注意点
次に高配当株を選ぶ際の注意点をいくつかご紹介します。
目標の配当利回りを決める
目標となる配当利回りを決定し、その目標利回りで購入できるようにします。
たとえ超高配当株を見つけたとしても、自分の決めた目標の利回りでなければ購入しないように気を付けます。
僕の定義する高配当株は『配当利回りが3〜6%』です。
6%という配当利回りは少し高すぎるのですが、『コロナショックなどで市場全体が暴落している時』など、あまりにも株価が売られ過ぎている状況では利回りが6%となっても買い場である可能性が高いです。
- 3〜6%を目標にする
- 目標利回りを必ず守る
- 高すぎる配当利回りに釣られて買わない
配当性向を確認する
次に高配当株を確認する際に気をつけたいのが、配当性向です。
配当性向は、『会社が稼ぎ出した利益のうちどのくらいを配当金支払いに充てたか』を表す指標です。
低すぎると株主還元方針が弱く、高すぎると利益を将来の会社の成長に投資できていない、適切な配当性向であることが望ましいです。
ベストは30〜40%程度であろうと思います。
たまに配当性向90〜100%といった企業を見かけますが、将来的には減配してしまう可能性が高いと考えても良いと思います。
- 30〜40%が最適
- 低すぎると株主還元方針が弱い
- 高すぎると会社の将来への投資が弱い
業績を評価し銘柄の優先順位をつける
配当金投資は息の長い投資法となります。
利回りがせいぜい3〜6%なので、資産を成長させるには長い時間がかかるのです。
そのためには会社が安定して配当金を支払い続けてくれることが重要です。
配当金を支払えるかどうかは、会社が好業績を上げ続けられるかにかかっています。
減配を発表するときは、総じて会社の業績が傾いたときです。
以上のことから、僕は下記の指標を確認し購入株に優先順位をつけます。
- 収益性が良好:売上高営業利益率 ≧ 10%、ROE ≧ 10%
- 財務が堅牢:自己資本比率 ≧ 30%
収益性が良好で、財務も堅牢であれば取り急ぎ近い将来の会社の倒産はなく、安定して利益を稼ぎ続けてくれるだろうと判断できるためです。
減配した時の対応
減配してしまい、高配当株を買う優先順位から外れるようであればすぐに売却するのが方針です。
売却資金で新たな高配当株を買い付けるのが良いと思います。
実際の購入例
実際の高配当株の購入事例を紹介します。
あくまでも私のルールに則った銘柄選定であり、推奨等ではありませんのでご注意下さい。
一つ目はアルプス技研で、二つ目はCDSです。
いずれも収益性、財務が非常に優秀であるにもかかわらず、購入時の利回りは4.5%前後です。
これらはコロナショックで株価が下落した4月に購入しており、その後株価は上昇しているため配当利回りは低下傾向にあります。
これは市場全体の暴落に巻き込まれ、適正な評価以上に株価が売り込まれていたことを示唆しています。
さいごに
今回は超高配当株について思うこと、そして高配当株を購入する時の注意点について解説しました。
自分のルールを明確にして、適切な銘柄に投資を続けたいものです。
引き続き高配当株で資産形成を続けていこうと思います。
* 本記事は特定の銘柄を推奨するようなものではありません、投資の判断はご自身でお願いいたします
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