4月20日よりSBIネオモバイル証券での株取引を開始しています。Myポートフォリオ構築のため、淡々と端株を買い付けており、購入銘柄について可能な限り、本ブログで公開しています。
三井物産を購入!
今回はネオモバを使って三井物産の株を購入しました。これまでに三井物産の株は200株ほど購入したことがありましたが、昨年の値上がり時に全て売却しておりました。再び株価が下落していることもあり、これからネオモバで株を買い集めたいと思い購入を決意しました。
三井物産株式会社
言わずと知れた5大商社の一つで、超有名企業です。
三井物産の得意とする金属資源事業とエネルギー事業を中核に、鉄鋼製品、機会・インフラ、化学品及び生活産業といった幅広い事業を展開しています。
金属資源事業
鉄鉱石、石炭、合金鉄といった地下資源の開発、加工販売を行っています。中国などの新興国での金属資源需要の高まりを背景として、西オーストラリアのピルバラ地区ウエスト・アンジェラス鉱山の開発を始め、世界各国の資源開発に参画することで地下資源の採掘を大きく発展させてきました。鉱山開発に自動化やIT化を取り入れ、より効率的かつ安全で、環境負荷の少ない開発を推進しています。
エネルギー事業
再生エネルギーが普及する一方で、依然としてコスト面でメリットのあるエネルギーは石炭火力発電です。石炭火力発電は発電単価が安く安定供給することができる一方で、排出ガスによる環境負荷の低減が喫緊の課題となっています。そうした背景のもと、CCT(Clean Coal Technology)の一つである酸素燃焼によるCO2の排出管理が注目されています。三井物産が商用化を目指す技術では、空気ではなく、酸素で石炭を燃やし総排出ガス量を削減し、CO2を濃縮して取り出し地下に埋め込むことができます。他にも今後需要が高まると予想される、クリーンエネルギーの一つLNG/天然ガスの安定供給に向けた事業投資を行っています。
現在の株価
引用元:Kabutanホームページ(三井物産)
4月27日終値時点の価格は1500円で、PERは5.7倍、PBRは0.59倍となっております。PER、PBRともに極めて割安水準です。


一株の配当金額は80円となっており、配当利回りは5.33%とかなりの高配当水準に到達しています。三井物産の統合報告書によると、株主還元方針として今後も継続的な配当金額の増加を目指すとされております。
2020年3月期は1株当たり80円を配当の予定です。引き続き業績の向上を通じた配当金額の継続的な増加を目指すことを基本に、今後の事業計画の進捗に応じて、柔軟な追加株主還元を図ることも検討していくとともに、2020年3月期 ROEの10%達成ならびにさらなる向上のための諸施策を継続していきます。
引用元:三井物産株式会社 統合報告書2019
事業計画の進捗に応じて、追加株主還元も図ることが示されており、積極的な株主還元方針が三井物産への投資を決めた一つの要因です。
収益性の確認
引用元:Kabutan(三井物産)
ROEは10%強、ROAは3%後半と収益性は高いと考えられます。三井物産は2016年に創業以来初の赤字となり、ROEがマイナス2.2%となっておりました。その後、安定収益事業を拡充し、中核事業である資源・エネルギー事業のコスト構造を改革し、2017年にはROEが8.6%を達成し、以降も高いROEを保っています。2018年から2020年における定量目標もROE10%を掲げており、目標達成に向け経営が進められていることが読み取れます。


キャッシュ・フロー
引用元:Kabutan(三井物産)
営業キャッシュ・フローは潤沢であり、本業でしっかりと稼げていることがわかります。一方で2019年は1390億円の配当金支払いがあったものの、短期債務と長期債務により資金獲得があったことから財務キャッシュフローはプラスとなっています。

財務の確認
引用元:Kabutan(三井物産)
自己資本比率は30%強と、もう一声比率が高いとより良い水準ではありますが、年々増加傾向にあります。
利益剰余金についても年々増加傾向にあり、財務の堅牢性は高まりつつあると考えられます。また有利子負債倍率も特に問題ではないとみております。

チャートの確認
まず初めに日足チャートを確認します。
引用元:Kabutan(三井物産)
昨年200株ほど保有していた時期は1900円台をヨコヨコで推移する展開が続いていました。しかし2020年に入ってからのコロナショックにより、株価は大きく値を下げ、1400円を割る場面もみられました。しばらくは1400円から1500円強のレンジで推移するのではないかと見ております。
次に月足チャートも確認しておきます。
引用元:Kabutanホームページ(三井物産)
2016年以降株価は右肩上がりで成長を続け、2018年には最高値の2020円を記録しました。その後1800円台、1900円台のボックス相場を抜け、現在の水準まで株価が下落した格好です。現在の水準は実に2016年ぶりの水準となっており、割安水準に突入しているとみております。
権利確定日
期末配当金は3月31日、中間配当金は9月30日が権利確定日です。
株主優待制度はありません。
さいごに
当面は9月30日の中間配当金の権利確定に向けコツコツと端株を拾っていきたいと思います。
コロナショックにより丸紅など商社の業績が悪化している中、資源を中核にしている三井物産も他人事ではないとは思いますが、ネオモバの端株のメリットを最大限に生かしながら少しずつ株を買い集めていきたいものです。
* 本記事は特定の銘柄を推奨するようなものではありません、投資の判断はご自身でお願いいたします