4月20日よりSBIネオモバイル証券での株取引を開始しています。このブログでは購入した銘柄についてご紹介しています。これまでに5つの企業の株を買いましたが、6企業目はJXTGホールディングとなりました。
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JXTGホールディングスを購入!
JXTGホールディングスの株式を購入したのは初めてです。原油価格が急落する中での購入でしたが、ネオモバの端株購入のメリットを最大限に活かして購入となりました。
JXTGホールディングス株式会社
2010年上場のエネルギー関連会社です。エネルギー事業、石油・天然ガス開発事業、金属事業の3事業を展開しています。
エネルギー事業
石油製品が主力ですが、石油化学品、電力、潤滑油、石炭、水素など幅広い事業展開が特徴です。ガソリンの販売シェアは国内1位(50%)で、石油製品の製造・販売、石油化学製品の製造・販売、LPガスなどのガスや石炭の輸入・販売、電力の販売を行っています。
石油・天然ガス開発事業
世界12か国で石油や天然ガスの探鉱・開発・生産活動を展開しています。主に原油と天然ガスの供給しており、米国、カナダ、ブラジル、英国北海、UAEなどを含む国々で活動しています。
金属事業
銅を中心として、資源・素材の供給を行っています。鉱石の探査・採掘・精錬から金属加工や電子材料の生産販売、資源リサイクルまで金属供給と活用を一貫して事業展開しています。電材加工の世界シェアは1位とその地位は圧倒的です。
決算発表
4月28日の会社発表によると、5月13日予定の2020年3月期決算発表は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、監査法人による監査手続きに遅れが生じているということから、1週間遅れの5月20日に延期されました。
現在の株価
引用元:Kabutanホームページ(JXTGホールディングス)
5月1日終値時点の価格は382.3円で、PBRは0.46倍となっており割安水準と考えられます。一方で、業績は赤字であることからPERは算出されておりません。
配当利回りは5.75%と高配当水準であることがわかります。
引用元:JXTGホールディングス 2019年第3四半期 決算説明資料
1株当たり配当金は2016年の16円/株から2019年の22円/株まで連続増配を続けています。また会社の経営計画の株主還元方針は、『配当水準を下げないこと』そして『総還元性向を50%以上とすること』としています。
一方で、JXTGホールディングスは1500億円黒字予想を一転、コロナショックにより3000億円の赤字転落の見通しを発表しています。実に4550億円の下方修正と非常にインパクトのある発表でした。この配当水準を維持できるかが注視すべきポイントです。
信用倍率は2.00倍と特に問題となる倍率ではありません。
収益性の確認
引用元:Kabutanホームページ(JXTGホールディングス)
2019年はROEが12.26%と非常に高い収益性を示していましたが、前述の通り業績を下方修正していることから2020年のROEは-11.18%と大きく収益性が減少してしまう見込みです。決算発表での正確な数字を確認したいと考えております。
キャッシュ・フロー
引用元:Kabutanホームページ(JXTGホールディングス)
2018年に比べ、2019年では営業キャッシュ・フローが半減しており、フリー・キャッシュ・フローは大きく低下しています。
財務の確認
引用元:Kabutanホームページ(JXTGホールディングス)
自己資本比率は30%強と、もう一つ水準が上がると安心というところです。一方で利益剰余金は年々増加していること、有利子負債倍率も1倍以下という点は問題ない財務であると考えています。
チャートの確認
まず初めに日足チャートを確認します。
引用元:Kabutanホームページ(JXTGホールディングス)
2020年に入り、株価の下落が加速しており、3月19日には320.1円の最安値をつけています。その後株価は回復基調にあるものの、一目均衡表ではちょうど雲に突入する株価水準であり、雲を上抜けるか、下に反発されるかが試されます。
次に月足チャートも確認しておきます。
引用元:Kabutanホームページ(JXTGホールディングス)
2018年9月につけた高値900.9円から綺麗な右肩下がりのチャートとなってきており、移動平均線は短期、中期、長期共に下向きであり、昨今のコロナショックの環境と合わせて考えると、株価が上昇に転じるには時間がかかりそうな状況です。
権利確定日
期末配当金は3月31日、中間配当金は9月30日が権利確定日です。
さいごに
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、原油需要が激減し不安定な原油相場が続いています。そのような混乱の中でJXTGホールディングスも厳しい事業活動を強いられていますが、会社がどのようにこの状況を乗り越えるか見守りたいと思います。
9月30日の中間配当金の権利確定に向けコツコツと端株を拾いつつ、この状況を注視したいともいます。
* 本記事は特定の銘柄を推奨するようなものではありません、投資の判断はご自身でお願いいたします